何故か?
「休み明けでまだ体の仕事をする
準備が出来ていないのでは」
と語るのは
東京大学附属病院22世紀医療センター
松平浩(まつだいら こう)先生です。
この先生は腰痛に関する本を数多く出版するなど
腰痛のメカニズムの解明,診断・治療,予防対策
の確立に取り組んでいる。
腰痛に悩む人は全国で2800万人だと言われています。
つまり4人に一人は腰痛に悩まされている。
でも、腰に痛みを感じても病院などに行かない
腰痛予備軍を含めるとその数はさらに多いと言われています。
■腰痛の原因
腰の骨と骨の間でクッションの働きをしている
推看板の中心にある「髄核」と言う組織が
関係しているらしいです。
この「髄核」が後ろにずれると
腰に違和感を覚えたり
痛みが生じると言います。
デスクワークで長時間の悪い姿勢
重い物を持ち上げる動作などで
一時的に腰が痛くなる事がありますが
これは、「髄核」が後ろへずれる事
によるものだそうです。
急な運動やくしゃみなどで「髄核」が
大きく後ろへずれて炎症をおこすと
ぎっくり腰になり
さらに「髄核」が推看板を飛び出し
神経を刺激した状態を
推看板ヘルニアと言います。
■腰痛借金
腰に負担がかかった状態を
借金が出来てる状態
その”借金”が蓄積して
今に至っていて
普段の生活において前かがみになる
ことなどで「ぎっくり腰」になる可能性がある。
腰痛借金は日ごろの動作が
深くかかわってきます。
例えば、朝顔を洗う時に
前かがみになりますが
その時の腰にかかり負担は
真っ直ぐに立っている時と比べると
2.5倍も腰に負担がかかっているようです。
麻台所へ立って調理をする際
前かがみになりますか?
そんな方は真っ直ぐに立った時と比べ
2.0倍、腰に負担が罹っています。
また、靴下を履くとき
立ったまま履いていますか?
これが意外と腰に負担がかかっています
立ったまま腰を曲げて靴下を履くと
その負担は2.0倍以上だという事です。
■対策
朝顔を洗うときは
両足を広げそのまましゃがみ
腰を真っ直ぐにして顔を洗うと
良いようです。
・・・が・・・見た目は不格好ですね^^;
台所で調理をする際も
両足を肩幅くらい広げ
腰の高さががキッチン
と同じになるようにし
腰をキッチンに近づける。
立ったまま靴下を履く時は
腰を壁に寄りかかるなどして履くと
腰の負担は半分以下になると言います。
このように、日ごろのチョットした動作を
改善して腰への負担をなくせば
腰痛の危険を減らすことが出来ます。
■腰痛借金をその場で返す腰痛予防3秒体操
この体操で後ろにずれた「髄核」を
正常な位置に戻す事が出来ます
肩幅程度に足を開き
腰に手を当てて
息を吐きながら
身体を後ろのそらして
3秒間キープするだけの
簡単体操です。
イメージ分かりますか?
こまめにやりましょう^^
この体操は東京大学附属病院22世紀医療センター
松平浩先生考案です。